悉皆について

悉皆について

悉皆(着物のお手入れ)

SHIKKAI

悉皆(しっかい)とは?

悉皆とは、「悉く(ことごとく)皆全て」という意味で、着物業界で使われる専門用語です。

一般には馴染みのない言葉ですが、現代でいうところの「仕立て、クリーニング、お直し、リメイク」など「着物に関するお手入れ全般」を指し、職人の技術を持って着物の調和をはかることを意味します。

茶吉の「悉皆」について

茶吉ではお持ちの着物のお悩みを伺い、適切な修繕方法を判断した上で専門の職人へとお繋ぎします。

ここでは、悉皆のことばと茶吉で扱うお手入れの一例をご紹介いたします。

1.「まる洗い・生洗い」

着物を解かずにそのまま丸ごとを洗う方法で、現代でいう「ドライクリーニング」です。お着物の汚れやシミを見極め丁寧に下処理した後、着物専用の機械で洗い上げます。手軽なお手入れ方法ではありますが、茶吉で扱うクリーニングは一回一回の洗浄に新しい洗浄液を通し丁寧に洗うため、より安心して着物のお手入れをすることができます。

2.「洗い張り」

着物をほどいて、一度反物にしてから水に通して洗い上げる方法です。完全に着物をほどいた状態で行うので、汚れを隅々まで落とすことができます。また、新たに生地に糊を張り直すため、生地の光沢・風合いを蘇らせることが可能です。お着物のお仕立て直しやサイズ直し、リメイクの前などにお勧めです。

3.「染抜き」

着物や帯についた部分的なしみを取ります。シミがついてしまった時はご自身で手を入れる前に早めの段階でプロに任せるのが安心です。早い段階なら落ちやすく、ほとんどの場場合綺麗になります。汚れの度合いや大きさによって料金が変わりますのでお見積もりをしてから作業致します。

4.「柄足し」

色が褪せたり抜けてしまっている部分、汚れが取りきれない部分には必要に応じて染色補正を行います。また、柄が落ちてしまっているところには柄を足したり、箔や刺繍で装飾を施すことも可能です。

5.「リメイク」

「着物」としての役目を終えたものでも、「生地」として生まれ変わらせることができます。例えば、「羽織から帯へ」、「着物と帯を割き、新しい帯へ」、「2枚の着物を合わせて一枚の着物へ」「バックや鼻緒へ」など…様々な形で生まれ変わらせることができます。

・羽織→名古屋帯へ
・着物、帯→割き織りの帯へ
・2枚の着物→1枚の着物へ
・帯地→鼻緒へ
・着物や帯→バックなどの小物へ

悉皆の例はこちらからご確認いただけます。

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上記はあくまでも「悉皆」の一例です。
他店で購入したお品もお引き受けいたします。
お見積もりは無料で承っておりますので、些細なお悩みでもお気軽にお問い合わせ下さい。